◆黒川 春日神社 | (くろかわ かすがじんじゃ) |
鎮座地 |
鶴岡市黒川宮ノ下291 |
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電 話 |
0235-57-3019 |
交 通 |
羽越線鶴岡駅からバス宮ノ下下車 徒歩10分 |
【御祭神】 | 健御賀豆智命、伊波比主命、天津児屋根命、比売命 |
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【由 緒】 | 平安朝のごく初期、大同2年(807)の創意と伝える。13~16世紀に庄内地方を領有した武藤氏(藤原一門)が篤く崇敬し、神殿造営、神事制定等を行ない、社領、祭具、能面等を寄進、特に当社に古くから伝わる神事能を保護したことが古記録や遺物によって明らかである。 慶長7年(1602)最上氏の時代には同17年黒印状で56石の地が寄進され、元和8年(1622)酒井氏入部後は社領全免を承認、殊に神事能を重んじて元禄3年(1690)正月鶴岡城中で藩主上覧あり、かつ黒川能を藩楽とした。以後も度々の上覧があり、明治までこの酒井氏援助のもとに黒川能は神社と共に大いに発展、昭和51年、国の重要無形民俗文化財に指定された。 当社では「氏子即能役者」であり、少なく見ても500年の昔から、春日神社への信仰を支えとして、当社最大の祭りである王祗祭をはじめ主要祭祀にはすべて、この農民による高度な芸能・黒川能が奉仕されている。 |
【宝 物】 | 翁尊面・三番叟面=各1、江戸時代/獅子頭、高麗狗一対=鎌倉時代/蟇股四=室町時代/狩衣3領=室町時代、国指定重文/狩衣4領=江戸前中期、県指定文化財/厚板唐織2領・唐織5領=江戸中期、県指定文化財/甲冑群=戦国時代の実戦用から江戸時代まで、街指定文化財 |
【例祭日】 | 大祭=5月3日 |