◆中原 春日神社 | (なかはら かすがじんじゃ) |
鎮座地 |
川崎市中原区宮内616 |
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電 話 |
044-411-4344(宮司宅) |
交 通 |
JR南武線武蔵小杉駅下車 市営または東急バス薬師前下車徒歩3分 |
【御祭神】 | 天児屋根命 |
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【由 緒】 | 当社の草創期については、古文書等を蔵してないので詳らかでないが、『新編武蔵風土記稿』によれば、嵯峨天皇の御代(809~823年)に雨乞のため当春日明神の社へ宮内卿藤原朝臣某を奉幣使として下されたところ霊験あらたかであったとある。 また近年、宮内庁書陵部蔵『九條家文書武蔵国稲毛本荘検注目録』の平治元年(1159)の条に「春日新宮免二町」とあるを発見、さらに宝物・鰐口の銘が応永10年(1403)であり、これらにより神徳の高い古い神社であることが窺える。 なお、明治41年10月8日には、稲荷社、八坂神社、御霊社及び天神社を合併した。境内地は官地であり合併後春日神社に譲与された。これらを合わせ境内地を除く神領は1348.28坪である。 藤原氏との関係であるが、宮内には原姓が多く、別当常楽寺はその菩提寺である。しかるに春日神社の奉仕が石井一族によって続けられているのは、『姓氏家系大辞典』(太田亮著)に「宮内村石井氏は下野より来ると云えば宇都宮流(藤原北家宇都宮流)と縁故あるか」とあり、そのためとも考えられる。 |
【宝 物】 | 鰐口=応永10年(1403)発未 5月下旬、神奈川県及び川崎市の指定重要文化財 |
【例祭日】 | 大祭=10月10日 新編武蔵風土記稿には10月1日とあるが、昭和9年には10月10日であった。 |
【芸能・特殊神事】 | 元旦祭=1月1日、祈年祭=2月25日、新嘗祭=11月25日、大祓=12月29日 |