◆西町 春日神社 | (にしまち かすがじんじゃ) |
鎮座地 |
伊那市西町5756 |
---|---|
電 話 |
0265-72-4824 |
交 通 |
JR飯田線伊那市駅下車、徒歩5分 |
【御祭神】 | 天児屋根命 |
---|---|
【由 緒】 | 御創立の年代は不詳であるが、伝承によれば、室町時代の天文年間(約450年前)、春日城主(伊那部城主)伊那部新左衛門(三代城主春日重親)が、産主神として勧請奉斎したのに始まると伝える。 当社所蔵の元禄3年(1690)春日神社社地に関する御検地水帳抜萃に、社地(除地)三畝一〇歩春日大明神と見えるほか、参道の右側にある花崗岩製の水屋水盤には、宝暦10年(1760)の奉納銘文があり、石灯籠では弘化3年(1846)のものが最も古い。これらのことから江戸中期、約300年昔からの歴史は明らかである。明治5年、村社に列し、同40年、神饌幣帛料供進神社に指定され、社号も春日社から「春日神社」と改称された。 当社に伝わる紫威鎧や刀剣類は春日城主の武運長久祈願のあとが窺われるし、触れると雨が降ると伝える「雨降り坊主」と呼ぶ古い無縫塔には、農家の雨乞信仰の名残が感じられる。また、境内社に蚕玉神社が祀られているのは、この地方の養蚕業の守護神であろう。当社が古くから純朴な村人の生業を護る土産神であることは間違いない。 |
【宝 物】 | 紫威鎧1領=内藤若狭守寄附/鏡6面=藤原光永作ほか/古代石2個/ 刀2振=紀伊国康俊作ほか/古文書4件=神社社地御検地水帳、元禄3年ほか |
【例祭日】 | 10月2日 |