◆熊倉 春日神社

鎮座地

安曇野市豊科高家2410

電 話

0263-83-3764

交 通

JR大糸線豊科駅・篠ノ井線田沢駅より車で10分
中央道長野線豊科インターより車で5分

【御祭神】天児屋根命、経津主命、武甕槌命、瀬織津姫命
【由 緒】 大同4年(809)大和国奈良の春日社より勧請したと口碑に伝えられている。
 享保3年(1718)梓川の大洪水によって社域社殿、氏子戸数の大半を流失し、若宮八幡社(旧無格社、現宗教法人)の境内に移転したが、明治維新の際、境内地を分割して社域を整え現在に至っている。当地は犀川(梓川と奈良井川の合流点)をはさんで筑摩郡と安曇郡を結ぶ渡舟場があり交通の要所でもあったので、松本藩主も当社を深く崇敬、神領を献じている。貞享3年(1686)、農民騒動の主唱者中萱村多田加助も、松本藩への直訴に際して当社にその成功を祈願しひそかに渡舟したという。
 当社はもともと旧熊倉村の産土神であるが、近年は近くに大団地が構成されて周辺人口の増加を著しく、例大祭時には格別の賑わいを見せている。明治41年、村内に散在していた旧無格社伊勢宮他4社、諸社3社を境内地に合併、大正12年に御嶽社をも合併して、往古を凌ぐ社域となった。境内30基の春日灯籠や花崗岩の大鳥居、玉垣、また広大な拝殿などは、当社氏子の繁栄を如実に示している。
【宝 物】刀剣1振=無銘、長船系/木彫神像=恵比須・大黒像、年代不詳/社号額=古宮鳥居、拝殿に掲額したものと思われるが年代不詳。一は「春日大明神」、一は「春日神社」
【例祭日】4月30日