◆犀川神社

鎮座地

 石川県金沢市中央通町16番1号

電　話

 076-231-7295

交　通

 ＪＲ金沢駅からバス「富本町」下車、徒歩約5分

【御祭神】春日四神（天児屋根命、比咩大神、武甕槌命、経津主命）、菅原道真
【由　緒】　天正2年（1574年）前田利家公封国の時、公、奈良の春日大社から御祭神を勧請したのが始まりと言われています。当初は、浅野川沿いに小さな祠を建て、天正17年（1589年）現在の長町2丁目の木の花幼稚園辺りに移転し、寛永9年（1632年）現在の長土堀三丁目元車交差点付近に移転しました。
　金沢市中村町に鎮座する春日社（現在の中村神社）の別社で、以前は「宝久寺の春日」と呼ばれ、修験派山伏の觸頭生廉山宝久寺が奉仕していました。普神会所舊記によれば、中村はもと大村（一説には三千石ともいわれる）で、旧町名　宝船路町　伝馬町　西馬場　長土堀　高儀町　大豆田　藺田町などで村落も犀川右岸でしたが、市街地拡張の政策により現在の左岸に移し、同社も移転しました。右岸の氏子等の強い要望により元車町に別社を設けました。明和5年（1768年）5月29日の洪水で流失した為、自然災害・災難等からの守護の願いを込めて、現在の地に改めて産土社として社殿を建立し今日に至っています。
　明治元年(1867年)の社佛分離令により、明治2年に春日社と改め、同6年（1873年）犀川神社と改称しました。同12年（1879年）本殿を造営し、同13年（1880年）10月拝殿を改造しました。
　また、宝久寺の元祖空峰は、藩祖利家公と幼友達で、大和の国大峰山（山伏修験道の本山）への代参をした間柄でした。利家公が越前不中のときは府中に金沢に居城するや金沢に移住するほどの親友でした。
【例祭日】10月8日