◆飯田 春日神社 (いいだ かすがじんじゃ)

鎮座地

石川県珠洲市飯田町十七部50

交 通

JR金沢駅からバス「珠洲市役所前」下車、徒歩約10分

【御祭神】天児屋根大神 武甕槌大神 経津主大神 比賣大神 若宮大神 大市姫大神
【由 緒】 春日神社は、初め若山社と称え天児屋根大神を祀り、近郷七か村の総社として仰がれ、後には若山庄の鎮守神として御鎮座になり現在に至る。後には若山庄は今より約860年前の康治年間に建造され、初め皇嘉門院の所領となりしが、まもなく九條家の荘園となり政所に日野家を置く。九條家にては荘園の鎮守神として弘長元年、今より約750年前に奈良春日大社の御分霊を社家葛原伊勢守秀行をして此の地に奉遷せしめ春日神社と改称し、社家は葛原氏のほかに黒木、鈴浦氏あり。別当に報恩坊を置く。また、荘園の各地に神供田を設置され、今も各地に春日田の遺跡存在す。社地は数町歩の広大なる地域にて春日山と称え、社殿を造営す。その後文明年間に現在地に遷され、明治に至る。参道は馬場と称えられ、一の鳥居、二の鳥居、一の橋、二の橋等その地形は鎌倉時代の神社境内を示す特長有り。
 また本殿は室町時代の創建と伝えられ、現在地に移築せる後徳川前期頃、飛騨の匠によって改築されしとも伝えられる。幣殿および拝殿は昭和6年、第25代葛原吉久宮司により造営されたものである。
 平成23年には御鎮座750年式年大祭を斎行した。
【例祭日】燈籠山祭 7月20日、21日