◆東荒井 春日神社 (ひがしあらい かすがじんじゃ)

鎮座地

坂井市坂井町東荒井13-13

電 話

0776-72-1071(宮司宅)

交 通

京福電鉄三国線大関駅下車、徒歩15分

【御祭神】天児屋根命
【由 緒】 社記その他の古記録によれば、当社は越前国河口庄十郷十社の一つで、寛弘8年(1011)に奈良の春日大明神の御神霊を勧請した。その際、御神体として迎えた神剣と薬師如来(坐高4尺、膝幅3尺の坐像)を奉安したと記されている。また黒色に塗られた阿弥陀仏(坐高4尺、膝幅3尺、通称黒仏様)も奉納された。天正年中織田信長の一斉討伐の兵火に遭い社殿は焼失、その後現在地に再建奉斎していたが、昭和23年の福井大地震で全壊した。現在の社殿は地震後の再建(昭和47年)のものである。

 《参考》 「越前国河口庄御前帳」(東荒井春日神社蔵)

 抑人王六十六代御門一条院御代寛弘八年越前国自河口庄始和州春日神供養米百石令進供。
 干時当庄住人徳丸一男御佐崎也。爲奉崇神慮威光当庄春日大明神奉勧請畢。
 其七十七代御門白河法皇御宇保元年中寄進直被御勅宣下。爰興福寺衆徒伊与法眼、依為惣公文軈郷人代官人定神講田令寄附。
 惣庄定置僧侶十余輩、社人四百八十人、庄官二十四人也。
 然間天下為御祈禱最勝王経並に大般若経等勤行致、社頭至毎年八月中旬十七。
 各御神輿御幸成所庄内社寺各皆号大神宮寺於末代令無退転者也


勅使中納言時実 判
藤原伊与法眼 判
【宝 物】阿弥陀仏=座高4尺、膝幅3尺、通称黒仏様
【例祭日】春祭=4月7日