◆鹿野 春日神社 (かの かすがじんじゃ)

鎮座地

海津市海津町鹿野1203ー1

電 話

0584-54-5928(宮司宅)

交 通

大垣駅から高須行きバス終点、町営バス鹿野上

【御祭神】建御賀豆智命、伊波比主命、天之子八根命、比売神
【由 緒】 明治29年の洪水などたびたびの災害で記録類はほとんど失われたが、最近になって、預けられてあったという刀剣や文書等貴重なものが届けられ、当社創建の古さが徐々に判明しつつある。
 そのうち「奉納春日大明神」とある刀剣1振は、宝暦14年(1764)正月、鹿野村出身で松坂に住んだ天野氏からのもので、「御告げによって研屋商売を始めたが益々繁昌し、紀州様御所の御用を仰付かり有難く、ここにこの一卜振りを奉納する」という旨の墨書がなされている。
 また応永3年(1396)社殿再建の梁札を明治7年に確認した古文書も寄せられ、再建がこのように約600年前(室町時代前半期)なら、創建はさらに時代を遡ることになる。同じく元禄12年(1699)再建の梁札の写しもある。
 鹿野は海津町内でも大きな自治会で、当社氏子が鹿野上の55戸、諏訪神社氏子が鹿野中の61戸、八幡神社氏子が鹿野下の40戸、鹿野一色春日神社氏子が鹿野一色の45戸と、4自治会200余戸にわたっている。当社は昔は春日大明神と称されて崇敬厚く、境内には鹿がいた時代もある。
例祭その他主要祭礼では、創建当時からのものと推量される大太鼓も使用され、600年余も伝承されてきた笛、鉦、太鼓によるお囃子が近郷に鳴りひびいて盛んである。
【宝 物】巻物/梁札写し/奉納刀剣/大太鼓/太鼓/鉦
【例祭日】秋祭り=10月8日・9日・10日
【祭祀】歳旦祭=1月1日/祈禱始式=1月2日/建国記念祭=2月11日/本祭=8月