◆御嵩 春日神社 (みたけ かすがじんじゃ)

鎮座地

可児郡御嵩町中2095

電 話

0574-67-1370(宮司宅)

交 通

名鉄広見線御嵩下車、徒歩10分

【御祭神】武甕槌大神、経津主神、天児屋根命、姫神
【由 緒】 当社の御創立年代等は不詳ながら、現在、当村交告家に伝来する鎌倉時代嘉禎4年(1238)の中村荘官宣旨(岐阜県指定文化財)によれば、この年、唯識論転読や、二季(2月と11月)の御祭等の料所として、美濃国可児郡中村郷が春日社に寄進された。以後、郷民らは大嘗会等の諸公役を免除される旨の文書であるが、中村荘の四至(四方の境)が明示されており、甚だ貴重である。
ただこの文書には、当社の創立については何も触れていない。恐らくこの嘉禎4年以後間もない時期に、南都の春日社より奉遷されて、当荘の鎮守と斎き祀られたのではあるまいか。
以後の沿革についても詳細を欠くが、慶長12年(1607)に再建されたという棟札があると、同家の旧記に記されている。明治6年5月には郷社に列格、例祭日も2月1日であったが、同11年から4月1日に改められた。
【宝 物】官宣旨1巻=巻物錦袋入、県指定文化財/刀剣1振=錦袋入(おのおの御嵩町中農協支所保管)
【例祭日】春日神社大祭=4月1日
【祭祀】祈年祭=2月中/新嘗祭=11月下旬