◆中方 春日神社 (なかほう かすがじんじゃ)

鎮座地

掛川市中方2155

電 話

0537-74-3189(宮司宅)

交 通

JR東海道線掛川駅から大坂線バス井崎下車

【御祭神】建御雷命、天児屋根命、斎主命
【由 緒】 当春日神社は、藤原氏の氏神として、後藤氏の先祖後藤肥後守藤原好秀の嫡子、俵藤太秀郷が室町初期の応永22年(1415)南都春日社から、建御雷命・天児屋命・斎主命の三神を勧請したのが始まりで、その末孫後藤民部少輔家長の代に祭祀を盛大にするため、毎年10月15日夜宮祭を創始し、寛正3年(1462)8月には当社の御供田十町余を寄進して、天長地久、武運長久を祈願したという。
 近世江戸時代に至り、延宝5年(1677)9月に神殿の再建が行われたほか、文政11年(1828)8月と明治3年(1870)に御造替があった。さらに同24年の冬、神殿の屋根を銅板葺とし、同45年には拝殿を改築、瓦葺とし、近く昭和52年10月、神殿の改修工事が行われた。
 例祭日は10月15日であったが、5年前佐束村中方と大坂、城東が合併されて大東町になった際、現大東町内鎮座の十数社の祭日を10月9日に統一したため変更された。当日は町内の小・中学校は休校となり、町をあげての盛大な祭となり、各社より屋台(御輿)などがでるが、当社でも本殿での神事のあと、中方町内を子供御輿が巡幸し、町をあげての祭典に参加する。
 数年前より、大学、高校、幼稚園などの入学入園祈願祭を2月と4月に分けて行っているが、学問の神様の御神徳を戴くため、氏子はもとより区域外よりも祈禱者の参詣がある。
 また境内の遊園地には、ブランコ、スベリ台など遊戯設備が数多くあり、神社への道路事情も良いため、森の緑とあいまって憩の場として町内はもとより、近郷よりも家族連れの人々が絶えない。
【宝 物】山岡鉄舟執筆の書・同「春日神社」扁額
【例祭日】10月9、10日
【祭祀】歳旦祭=1月1日/建国祭=2月11日/大学高校入学祈願祭=2月最終日曜日/入園入学祈願祭=4月第1日曜日/七五三詣=10月9日/新穀感謝祭=11月23日