◆島 春日神社 (しま かすがじんじゃ)

鎮座地

川辺郡猪名川町島中ノ町19-1

電 話

072-768-0023(宮司宅)

交 通

能勢電鉄日生駅から阪急バス島下車、徒歩10分

【御祭神】天子八根命
【由 緒】 創立年代不詳であるが、文明元年(1469)と永禄12年(1569)に社殿修繕、慶安2年(1649)9月21日に社殿を建立、また寛文10年(1670)8月に再び社殿修繕の記録がある。
 神社調書によれば、慶長2年(1597)八島久助の検地以前から境内地が除地となり、別に延宝7年(1679)8月7日永井市正検地帳に社壱ヶ所、境内二反八畝歩除地、氏神春日大明神の記録もあり、相当古くから、当地の氏神として祀られていたことが知られる。
 また当社では頭神事が行われていて、神社調書によれば、氏子の中から四名ずつが交替で祭典を司り、6月30日(旧暦)に司祭者は斎戒沐浴し、上古以来の次第に則り、礼服を着用し、献饌を「ソコナシマス」と称して献奉る。神饌には、小豆飯を底無箱で抜きとったものや、玉形握飯1個ずつといったものがある。
 境内に残る舞殿は、江戸末期から大正初期にかけて興行された農村歌舞伎の舞台である。
 当地は西から流れる柏原川と、東から猪名川に注ぐ鎌倉川の中州に開けたことによる地名といわれ、また一説には『新撰姓氏録』摂津国未定雑姓にみえる島首が起源であるともいわれる。
【例祭日】10月21日