◆杣ノ川 春日神社 | (そまのがわ かすがじんじゃ) |
鎮座地 |
奈良市杣ノ川町673 |
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電 話 |
0742-81-0336 |
交 通 |
近鉄奈良駅から北野行バス水間下車、徒歩30分 |
【御祭神】 | 天児屋根命 |
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【由 緒】 | 当社の草創期については詳らかではないが、口碑の伝えるところによれば、春日大社の御分霊をこの地に遷祀したものだと言われている。 明治以前は当町に五社あったが、四社に統合され、明治以後、上柚ノ川と下柚ノ川の二社となり、大正五年下柚ノ川のこの地に一社として統合された。 また境内若宮神社、稲荷神社はいずれももと柚ノ川無格社であったものを、大正5年10月25日本社境内に合祀したものである。 境内には灯籠6甚あり、明治以前の銘が明らかなのは参道西側最後のもので「弘化三丙午五月吉日五社大明神願主当村利兵衛」とある。 宮座は一つにまとまっている。昔は17歳になった男子は各社で元服して改名した。また、初めて来た花嫁には、花嫁姿にさせて椀に飯を山盛にして食べさせるなどの奇習があったと言い伝えられている。 宵宮の日には、御供餅を千本木で搗き、町内総出で御馳走を持ち寄り、酒を汲み交して宵宮祭を盛り上げている。当日昔は相当の御馳走をしたが、今では簡易になっている。この時の酒の肴として、祭神の好物と言い伝えられていた里芋のゆでたものに新大豆をひいて作ったクルミをまぶして食べる風習がある。宵宮の晩には、宮でかがり火を焚き、酒と御ゴリとを項いて帰る。 |
【例祭日】 | 10月16日 |