◆南郡山 大織冠神社 (みなみこおりやま たいしょくかんじんじゃ)

鎮座地

大和郡山市南郡山町697

電 話

0743-55-1100(宮司宅)

交 通

奈良交通バス県道大和郡山市域廻線大織冠駅下車、西北へ400メートル

【御祭神】大織冠藤原鎌足公
【由 緒】 天正13年(1585)9月、大和大納言豊臣秀長公が郡山城に入城後、多武峯談山神社の藤原鎌足公の御神霊を郡山城西北の地の仮殿に遷座して、社領500石を寄進された。
 天正15年11月本殿が竣工し、後陽成天皇の綸旨により翌16年4月、遷座祭が執行されて、大織冠宮と呼び城の守護神として祀られ、付近一帯を大織冠と称した。
 天正18年12月、御神霊は多武峯に帰山されたので、あらためて鎌足公の御分霊を奉斎したのが大織冠神社である。創建当時は東の丘陵地にあったのを、郡山城主柳沢甲斐守保光が寛政元年(1789)現在地に移転改築されたのが今の大織冠神社で、霊験あらたかな神として広く崇拝されている。参道入口の石の鳥居には、聖護院宮寄附寛政元年己酉九月吉日と記され皇室の崇敬のあった神社である。
【宝 物】御神刀1振=長さ74.5センチ、有成作銘、伝平安時代/掛軸1幅=藤原鎌足公座像
【例祭日】秋季大祭=10月16日