◆尺土 春日神社 | (しゃくど かすがじんじゃ) |
鎮座地 |
葛城市尺土303 |
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電 話 |
0745-48-3018(宮司宅) |
交 通 |
近鉄南大阪線尺士駅下車2分 |
【御祭神】 | 天津児屋根命 |
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【由 緒】 | 明治26年6月の神社明細帳には「由緒不明、境内数 百拾弐坪。官有地第一種、信徒人員百八拾人」とある。祝日を中心に多くの祭りがある。中でも8月1日の早朝4時から、「天道御供」という独特な御日待祭が行われる。未明、まだ、薄暗い中、総代をはじめ、氏子20人余りが神社に集まり、拝殿に祭壇を設け、伊勢神宮の方を向いて祭典を行う。次第は、修祓、降神の儀、献饌、祝詞奏上、玉串奉奠、大祓詞奏上、撤饌、そして昇神の儀と続く。祭りは小一時間かかるが、終わる頃、東の空が白んで来て、太陽のありがたさを感じる厳そかな祭りである。隣の大字木戸の八幡神社でも土用の入りの日に同様に行う。 昭和30年頃までは、境内に櫓を組んで、その上に御供を盛り、賑やかに氏子中の健康祈念の祭典が行われた。7月31日夕刻から子どもたちは競って拝殿内へ夜具を持って泊り込み、夜明けまで太鼓の音が絶えなかったという。翌早朝の祭りのあと、子供たちは塩あん餅などの御供をいただいて帰ったとのことである。古老の話では、干魃の時に雨乞いをした折、氏子たちは「雨を下され大明神、キュウリもナスビも焼けるがな…」と唱えて祈願したと伝える。なお、現在、塩あん餅はなく、鏡餅に代わっている。 例祭は10月17日、前日が宵宮祭。当日、この一年間に誕生した赤ちゃんや新婚夫婦が初宵宮詣として参拝し、祝詞を奏上する。赤ちゃんは他の大字と同様、氏子の仲間入りの印として絵馬を奉納し、拝殿内に掛ける。16、17日の両日、地車が大字内を練り歩く。 |
【宝 物】 | 絵馬数枚=明治39年9月に奉納された大絵馬は、田植から脱穀調製までの農耕作業の経過を丹念に描いた見事なもので現在、磐城小学校に保存されている |
【例祭日】 | 10月17日、宵宮祭=16日 |