◆才ヶ辻 春日神社 | (さいがつじ かすがじんじゃ) |
鎮座地 |
宇陀市大宇陀才ケ辻546 |
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電 話 |
0745-84-2613 |
交 通 |
近鉄榛原駅より奈良交通バス才ヶ辻下車、北へ徒歩5分 |
【御祭神】 | 武甕槌命、経津主命、天児屋根命、比売神 |
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【由 緒】 | 当社の沿革は未詳であるが、社庫整理中に元禄初期の造営に書いたと思われる棟札が発見され、それには職人、大工、絵師の名前などもあり、当時は丹色もあざやかな社であったことがわかるが、江戸末期に至り現在の白木造りになったと伝える。 境内の樹木も老木少なく、3、400年と思われる数本を残すのみである。 元禄16年(1703)の検地帖によると、春日大明神の社地として若干の反数が記され、除き置かれたことがわかる。 宇太水分神社御例祭当日の渡御祭では約30地区の氏子がそれぞれ御幣を持ち、御輿をお迎えする風習があるが、水分神社の郷社の一つである才ヶ辻春日神社では現在の白木造のお社に変わる以前の檜皮葺のお社が水分神社に移されたとの言い伝えが残り、そのためかこのお社のみ、榊の枝をもって御輿をお迎えする風習が現在でも残されている。 10月20日の例祭終了後、次年度の神主役を決定する当家渡し(とわたし)の神事が行われていた。これは、小さな紙片に名前を記してまるめたものを剣先大麻の先で吊り上げて白扇に乗せ、その紙を広げて記された名前の者を宮当家と呼び、一年間境内清掃、祭典準備等の神明奉仕にあたったもので、戦前まで続いていたが現在は輪番で奉仕されている。 「お御供まき」といった内容を記した紙片を、「とわたし神事」と同様の方法で選び、神様のご意向として奉仕した。また村内での重要な祈願の時、1戸から1人ずつ集まり、33枚の葉をつけた榊の枝を持って川とお宮の間を往復し、川で清めた榊の葉をお社に1枚ずつ奉り、計33回祈願し、願い事の成就を祈るお垢離取りが行われていた。 |
【例祭日】 | 10月20日 |