◆的野 八幡神社 (まとの はちまんじんじゃ)

鎮座地

山辺郡山添村的野820

電 話

0742-94-0613

交 通

JRまたは近鉄奈良駅から北野行バス大橋または水間下車、徒歩1時間

【御祭神】品陀別命 摂社・若宮社=天押雲根命
【由 緒】 八幡神社の由緒は不明。境内社で天押雲根命を祀る若宮社の存在には、鎌倉時代から起った三社託宣の影響が考えられる。これは伊勢神宮、石清水八幡宮、春日社を組合せたものであるから、この八幡神社にも春日大社の神を迎えようということになったのではないか。また八幡神は童形をもって顕現するということで若宮信仰が盛んになったのだが、そのこととも相侯って、春日若宮の勧請となったと思われ、さらに若宮は蛇の形で現われ、水の神、農業守護の神として信仰されたものであるから、いっそうその気運が強まるということがあっただろう。
また当地古老の言うには、昔は春日若宮おん祭りに際してその御用材曳行の任に当っていた由で、あるいは神領の飛び地があったのかもしれない。
 若宮社は摂社の天満神社に唯一背を向けて建っているが、藤原家に祟りをなしたとされる天神を祀る神社と背面していることは、何かいわれがありそうである。
 例祭の10月18日には的野の住民全員が境内に集まって直会を戴く。子どもたち向けに魚釣りや歌謡大会なども催して一日を過すのであるが、ここは鋒寺の六所神社の氏子でもあり、その例祭日にもお渡り等の行事がある。この六所神社は峰寺、的野、松尾の三つの大字を含む神社で、頭屋、渡り衆等は3年に一遍ずつ各大字を廻っている。
 1月15日の祈願祭では、成人に達した者、婿養子に来た者に対する名付けの儀式も行なわれる。このことはこの辺一帯の他神社、他地域でもしばしば見られる似通った風習である。
【宝 物】木製狛犬
【例祭日】10月18日
【祭祀】元旦祭=1月1日/祈願祭=1月15日/宮籠り=9月15日/新嘗祭=11月28日、代々続いた種から育てた粟、きび、新米を奉納