◆土屋原 春日神社 | (つちやはら かすがじんじゃ) |
鎮座地 |
宇陀郡御杖村土屋原1249 |
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電 話 |
0745-95-2898 |
交 通 |
近鉄榛原からバス40分土屋原春日神社前下車 |
【御祭神】 | 天児屋根命 |
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【由 緒】 | かなり古くから当地鎮守の神として斎祀されてきたもののようである。最も遡れる年代は戦国時代の初期、後土御門天皇の延徳3年(1491)12月御造式を行なったとの記録があり、江戸時代の元禄以降の事歴は多少知ることができる。 すなわち棟札によれば、元禄5年(1692)4月造営、享保6年(1721)4月一の鳥居並びに宮社すべての造営、同21年さらに造営を施している。また元禄16年6月「大和国土屋原村御検地水帳」には春日大明神社地は境内山林四反九畝六歩と記されており、この文書は神社に保有されている。 明治維新前は春日寺という神宮寺が当神社に附属してあり、その社僧によって祭祀が執行されることが多かった。元禄15年弥生月神宮寺大阿闍梨宥盛、享保6丑4月権大僧都法師、等の記載が見える。 なお、当社境内に周囲約4・4メートル、樹高約20メートルの雌株のイチョウがある。これは普通の葉にまじって筒状の葉がつく珍しい種類で「ラッパイチョウ」と呼ばれており、昭和44年9月14日、『御杖村史』編纂の植物調査に際して、県下で最初に発見した唯一のもの。学術上貴重な植物であり、その後、村の天然記念物に指定。 |
【宝 物】 | 神像=延徳3年(1491)12月銘、銅製7寸3分 |
【例祭日】 | 11月3日(宵宮2日) |