◆松江 春日神社 | (まつえ かすがじんじゃ) |
鎮座地 |
和歌山市松江中3-1-23 |
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電 話 |
073-455-0077 |
交 通 |
南海加太線中松江駅下車、南へ徒歩5分 |
【御祭神】 | 武雷命、斎主命、天児屋根命、素戔鳴命、姫大神、櫛稲田姫命、豊玉姫命 |
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【由 緒】 | 当松江の地形が雲州の松江に酷似しているところから、上古、大伴の臣等が出雲の大神を勧請して、現在の社頭から東南へ100余メートルの湖水中の小島に奉斎、代々この村の産土神として崇敬してきた。当時の御祭神は素戔鳴命、櫛稲田姫命、豊玉姫命の三神で、南海神社、南海水底神社、池明神、池宮神社などと称された。 しかし、当社は元弘の役(1331年)の兵火で焼失、社伝、旧記類ことごとく烏有に帰して、創建当時の詳細な由緒は確かめられない。 その焼失以後、本社を再建する人もなく空しく歳月が流れたが、たまたま大塔宮護良親王の部将であった京都の人、藤原高隆が吉野没落の後、一族を率いてこの地に落ちて来て、名を戒蔵と改め閑居していた。当時、松江は滄海に臨み、度重なる津波に襲われたり、紀の川の洪水に遭って、農漁民衆の嘆きは深かった。 これを目のあたりにして戒蔵は南海神社の復興を企図し、正平5年(1350)正月、自分の祖神、南都の春日社の神霊を勧請して春日神社と改称し、もとの三神も現在の地に合祀して今日に至っている。戒蔵亡きあと、村民等は彼の業績をたたえ崇めて、その霊を合祀した。 |
【宝 物】 | 古額1面=春日大明神、徳川大納言頼宣卿染筆、寄進年月日不詳 |
【例祭日】 | 秋季例大祭=10月15日 |
【祭祀】 | 元旦祭=1月1日/恵美須祭=1月10日/夏季大祭=7月15日 |