◆大塔 春日神社 | (おおとう かすがじんじゃ) |
鎮座地 |
田辺市下川下896 |
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電 話 |
0739-63-0343(宮司宅) |
交 通 |
紀勢線紀伊田辺からバス打越下車3分 |
【御祭神】 | 武甕槌命、経津主命、天児屋根命、比売大神、応神天皇、斎主命、栲幡千々姫命 |
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【由 緒】 | 年代不詳ながら中古、大和国添上郡(奈良)鎮座の春日社からの御分霊を奉迎、下川上村・下村の産土大神として奉斎した。 富里村(町村合併前の村名)には大字平瀬の春日神社、大字大内川の春日神社、大字大内川の十丈王子神社、大字和田の春日神社、大字下川下の伏菟崎神社(旧笹崎神社)があったが、明治42年に当社本殿に合祀された。 このなかの笹崎神社(奈良春日社の分霊奉斎)に古くから伝わる上野獅子舞は、合祀後は当春日神社の行事となって継承されており、昭和37年、和歌山県無形文化財の指定を受けた。舞い方は七拝三廻りと三拝七廻りの二通りで、この神前神楽の舞い手は三家系のみの長男。独自の秘文あり、また前頭使い、後幕使いとも、舞い終るまで交替することはできない。神前以外の舞には正月に各家々において舞う幣の舞や乱獅子その他がある。 「ダンナ岩」と呼ばれる岩が神社の前、日置川本流の川原(昔は境内地)にある。露出部の高さ三米、上部は二米半四方の平面。二百数十年前疫病流行して多数の死者あり、人々相寄ってこの岩に上り、産土神春日大神に神楽を捧げ祈願をこめたところ、霊験を戴いて疫病は退散、その後誰言うとなくダンナ岩と称されるようになったという伝承である。 |
【宝 物】 | 御神鏡=松竹梅模様に鶴亀、藤原光永作/神鈴=元禄元年2月1日、東照宮の文字、三ツ葉葵の紋、唐草模様あり |
【例祭日】 | 11月3日(昭和58年まで11月12日) |
【祭祀】 | 元旦祭=1月1日/建国祭=2月11日/祈年祭=2月17日/青田祭=6月下旬/新嘗祭=11月23日/天長祭=12月23日/大祓=6月30日、12月31日 |