◆上富田 春日神社 | (かみとんだ かすがじんじゃ) |
鎮座地 |
西牟婁郡上富田町市ノ瀬1999 |
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電 話 |
0739-49-0269 |
交 通 |
JR朝来駅からコミュニティバス「一乗寺」下車、徒歩約5分 |
【御祭神】 | 武甕槌命、経津主命、天児屋根命、比売神 |
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【由 緒】 | 創建年代は明らかでないが、当社から車で3分ほどの所にある昌泰元年(898)開基の臨済宗妙心寺派興禅寺(通称だるまでら)に残る宝暦14年(1764)の覚書によると、「奈良勧請の由承り伝え候 尤も勧請の時節相知れ申さず候(得)共往古より在所の者産宮に祭り来る、天文年号祝言これ有る也」とあり、奈良より御分霊を勧請し、室町時代後期にはすでにこの土地の産土神として祀られていたことがわかる。 元禄、宝永、延享、明和と神殿補修等の記憶があるが、文化9年(1812)には現在の神殿である本殿、二の殿の造営がなされた。明治22年8月の大水害で御旅所である蓬(よもぎ)島(富田川中洲)流失、よって以後はその附近の川原を御旅所と定めて、10月13日の例大祭神輿渡御が行われている。 神賑行事で特色のあるものに奉納芝居がある。昔から青年連が中心となって受け継がれており、例祭(春日祭)の一カ月あまり前から練習に励み、10月12日の宵宮祭り、13日本祭の二夜にわたって大賑わいとなる。市ノ瀬青年団主催、社寺総代、公民館、婦人会後援で神社内で行われるが、演目を例示すれば、式三番双、喜劇・寿限無(じゅげむ)、世話物・一本刀土俵入、佐太郎月夜笠、暗闇の丑松など。 |
【宝 物】 | 神輿=明和6年(1769)/棟札=正保2年銘以下12枚/夫婦白鹿=推定江戸期 |
【例祭日】 | 10月13日 |