◆吉田 春日神社 (よしだ かすがじんじゃ)

鎮座地

下関市大字吉田2162

電 話

0837-58-0021(宮司宅)

交 通

山陽線小月駅より4キロ

【御祭神】天児屋根命、天照大神、武甕槌命、経津主命
【由 緒】 創建年次は不詳。ふるく除地高三斗あり、肥田、木屋の産土神として祀られてきた。
 当社には7月中旬の土曜日か日曜日に、氏子一同が五穀豊穣を祈願する、「宮籠り」という神事がある。これは字のごとく、氏子が神社にお籠りをして祈る行事であるが、夕刻より、昔は氏子各戸から全員が集まり、おのおの直会の品を持ち寄り、神前で祈願の神事の後、直会をする。中には朝まで過すものもいたが、現在は午後11時頃に散会する。
この行事は、当地方では古くから行われていたもので、各大字の氏子がそれぞれの氏神様へお籠りをしていたが、今では神社の鎮座している限られた区域に僅かながら残っているのみである。
 また同じく農耕神事として、八月に「虫除風鎮祭」がある。この時期は台風の多い時であり、この災害を無事に過ごせるように祈願するものであるが、今では殆んどなくなった農耕牛馬の慰霊の祭もあわせて行なっている。
【例祭日】10月31日
当日神社近くのお旅所より、町内を巡幸する御輿渡御が総代などによって行なわれる。この時「お立寄り」と称して、氏子64戸全戸に立ち寄り祈願を行う。
【祭祀】歳旦祭=1月1日/節分祭=2月節分の日/祈年祭=4月下旬/大祓=6月30日/宮籠り=7月中旬/虫除風鎮祭=8月/新嘗祭並びに神宮大麻頒布始祭=12月上旬