◆小江 鹿島神社 (こえ かしまじんじゃ)

鎮座地

長崎市小江町2443

電 話

0958-65-0183(宮司宅)

交 通

バス小江小浦・柿泊・相川行小江下車、徒歩5分

【御祭神】武甕槌命
【由 緒】 大村藩が編纂した『福田村郷村記』によると、角股大明神として記載される。江戸末期の当社の姿として、神躰木座像、本地仏は大日如来であり、一間方形瓦葺きの神殿に石祠が祀られていた。拝殿は萱葺きの広さ5畳であった。石鳥居1基が建っていたというが、写真に見える手前の鳥居がそれに該当するものと思われる。
 その外にいずれも石仏坐像の地蔵が2体、文珠菩薩1体が境内にあり、この三体の石仏には瓦葺の雨覆が設けられていた。石仏は隣り村の岩屋山神通寺による勧請奉安であった。また元文4年(1739)に小江村中より遷したという。
当神社は元禄年中(1688~1704)には、既に鎮座したと伝承されるが、詳細は不明。
 江戸時代までは例祭は、9月19日に小江村挙げて祭りが執り行われた。
 享保8年(1723)に武甕槌命を勧請して角股大明神と称したという。明治9年に無格社に列せられた。
【例祭日】秋季大祭=10月19日
【祭祀】元旦祭=1月1日/作祭=6月中の田植の終了した選日/作祭(新嘗祭)=11月中の稲刈の終了した選日(祭典後田植の終わる時であり「足洗いペーロン」と称して二十数人乗りの舟競争あり)