◆新富 春日神社 (しんとみ かすがじんじゃ)

鎮座地

児湯郡新富町新田13867

電 話

0983-35-1143

交 通

JR日豊線日向新富駅より車で20分

【御祭神】天児屋根命、建甕槌命、経津主命、比売神
【由 緒】 奈良市の春日大社のご分社として、鎌倉時代(建保2年建立の棟札より)に、本部家第1代の本部宮内左衛門定兵が創建したと伝えられる。以来本部家が代々宮司を勤め、現宮司は30代。氏子は藤原姓本部氏が多い。のち、この地を領した都於郡城主の伊東氏、その後の佐土原城主島津氏は供田三百石を献じて篤く崇敬した。
 古くは、春日大明神と称したが、明治以降は春日神社と改め、昭和2年村社に列せられた。
 昭和50年10月、社地を現在地に移し、朱塗りの色鮮やかな春日造りの神殿が完成、春日大社花山院宮司列席のもと、盛大に遷座奉祝大祭が執行された。
 昭和60年10月15日にはご創建770年、昭和ご遷座10年祭が催され、藤原氏の氏神、また近郷近在の鎮守の神として、ご神威はますます高まっている。
 特殊神事として、地元春日地区民による旧暦6月14日の「だごおつや」、旧暦9月14日の「にぎりめしおつや」がある。前者は、氏子の各家より、だんごを作り奉納し、のち直会において参列者全員こどもにいたるまで1個ずつ頒ち与えられる。後者は同様ににぎりめしを奉納、両方とも夜を徹して行われる。各々、小麦、米の豊作感謝の祭である。
 昭和59年より、春祭りに戦前は行われていた奉納剣道大会を復活し、約500人の少年剣士が参加して盛大に開催している。
【例祭日】11月15日
【祭祀】歳旦祭=1月1日/祈年祭(春祭)=3月13日/夏まつり=旧6月14日(特殊神事だごおつや)/秋まつり=旧9月14日(新嘗祭、にぎりめしおつや)