◆口酒井 春日神社 (くちさかい かすがじんじゃ)

鎮座地

伊丹市口酒井1-1-8

電 話

0727-70-7765

交 通

阪急伊丹駅からバス「口酒井」下車、徒歩約5分

【御祭神】天児屋根命
【由 緒】 川辺郡神社誌に「創立年月日不詳、寛永元年再建し領主保科弾正(上総国ニ万石)より祭祀料献納す」とある。
 口酒井村は猪名川と藻川の分流によって生じた中州にあって、既に鎮守神として春日大明神を祀っていたが、洪水に悩まされたため戦国時代末期の天正8年(1580)現在地に立越し、春日社もともに移転したのである。
 現本殿は寛永18年(1641)に建築されたもので、一間社春日造、彩色並丹塗、屋根は柿葺、その精密な構造は江戸時代初期の貴重な建造物としての価値も高い。昭和40年に老朽化した本殿覆屋を改築した際、2枚の棟札を発見したが、本殿とこの棟札は昭和51年に兵庫県重要有形文化財に指定されている。
 口酒井には六ノ坪、七八ノ坪、九ノ坪、大十など条里制の名残りの地名も多く残っており、歴史を訪ねつつ当社に詣でる人が増加している。
【宝 物】本殿及び棟札=寛永18年と安政5年との2枚、県指定重要有形文化財
【例祭日】10月22日(第3日曜日) 神楽奉納、湯立神事、太鼓奉納など