◆黒岩 春日神社 | (くろいわ かすがじんじゃ) |
鎮座地 |
福島市黒岩上ノ町45 |
---|---|
電 話 |
0245-46-5269 |
交 通 |
東北本線福島駅より車で20分、または南福島駅より徒歩20分 |
【御祭神】 | 大日孁尊、武甕槌命、経津主命、天児屋根命 |
---|---|
【由 緒】 | 当神社は奈良時代末期に奈良の春日社から勧請されたという。桓武天皇延暦7年(788)陸奥按察使丹治比宇美公が詔を奉じて下向きのとき、公の弟比宇斯によって奉斎されたと伝えられる。以来1000年以上の長い年月にわたって当黒岩地区はもちろん近隣の守護神として崇敬されてきた次第で、秋の例祭に供える御神酒の醸造が特に許可されて継続していることも、この深い由緒と住民の信仰の厚さを示している。 宝永6年(1709)福島藩主板倉侯が神鏡1面、太刀1振りを奉納。 文化7年(1810)正一位の神階を得る。 本殿奉納棟札の主なるもの。安永6年(1777)10月19日=社殿造営 寛政7年(1795)=拝殿造営 文化4年(1807)=本殿造営 文化8年(1811)=正一位神階奉告祭 文政13年(1830)=宝蔵庫造営 上記年代は江戸中期以後にあたり、郷土の人々の敬神の念が極めて高かったことに感銘を覚える。 明治以降現在に至る間にも社殿、鳥居、宝庫その他の補修、再建、新設を行なっているが、なかでも昭和51年1月9日の不審火による社殿全焼という大災を、氏子全員の努力、さらには他地区有志の協力も得て克服、その年十月に再建成って盛大な奉祝祭を斎行できたことは記憶に新しい。 |
【宝 物】 | 宝刀=大和国行銘、明治37年信夫郡長富田善吾氏奉納/宝刀=無銘月山、宝永6年板倉侯奉納/正一位神階文書=文化7年4月/御御輿=明治13年10月氏子一同奉納 |
【例祭日】 | 10月第3日曜日 |