◆本郷 春日神社 (ほんごう かすがじんじゃ)

鎮座地

篠山市本郷141-1

電 話

079-552-2418

交 通

JR福知山線篠山口下車パス本郷下車徒歩1分

【御祭神】八意思兼神、事代主命、紀貫之神(一説に応神天皇、菅原道真公、仁徳天皇を祀るとある)
【由 緒】創立年代は不詳であるが、昔は梅の宮と称していた。中古以米梅田春日と改称し、紀貫之の守護神といわれ、元天田郡細見庄中出村に鎮座していたのを仁安元年(一一六六)に現在地へ遷し祀った。
永禄元年(一五五八)の棟札があり、文化十四年(一八一七)三月二十一日に六百五十年大祭を執行したといい、また天保七年五月に社殿焼失、弘化元年再建した。明治六年草山村村社に列せられる。
当神社御祭神は春日大社御祭神と異にしているがその意は明らかでない。京都府船井郡に旧府社梅田春日神社があり、船井郡の北西に接するのが天田郡で、地勢上天田郡と草山村は関連が深く、京都府下梅田春日神社との関わりかとも想像できる。
当神社で十月二十一日の例祭に西紀町無形民俗文化財に指定されている「春日踊」という神事芸能がある。三味線、唄に合せ、赤襦袢に紺地の着物を着て両肩を抜いて踊る子供舞で、本来は八人の男子によって踊られていたが、近年は女子も加わっている。白欅・白手甲で神輿や山車の前に畳一枚程度の台を置き、二名ずつ上って、初庭・中庭・おさめといった順に二曲ずつ踊る。
当社は多紀郡内春日神社では、篠山町黒岡春日神社に次ぐ社と昔からいわれている。
【宝 物】本殿新造棟札=永禄元年他/鉾=安永3年銘/金幣=天保12年銘
【例祭日】10月21日(神幸式と春日踊りあり)
【祭祀】春祭=4月21日