◆三田 春日神社 | (みた かすがじんじゃ) |
鎮座地 |
港区三田2-13-9 |
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電 話 |
03-451-5420 |
交 通 |
JR山手千田町駅下車、徒歩10分 |
【御祭神】 | 天児屋根命 |
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【由 緒】 | 天徳2年(958)上巳春、武蔵国国司武原正房卿任国の折、藤原氏ならびに皇室外戚の氏神なる大和国奈良春日大社第三殿に祀る天児屋根命の御神霊を勧請鎮座。当時、武蔵国荏原三田邑にあって土地の人びとより大いに崇敬され、その後建仁3年(1203)仏教の隆盛に伴い当社にも十一面観音(弘法大師作)の尊像を安置、神仏相まって繁栄し神徳四辺に輝き渡ったと伝える。天文年間(1532~55)荏原目黒三田より港区三田高台の今の地に遷座する。 上野の寛永寺が建立されてより東叡山妙禅院が別当となり、三笠山神宮寺と称して僧侶がこれを司ることになった。代々天台宗を継承し、神仏ともにますます繁栄、ことに江戸府内唯一の春日社として代々の徳川将軍、また江戸城諸大名の尊崇厚く、9月9日の例祭は重陽の節句の大切な儀式として大いに賑わい、大名等も白木の三宝に熨斗と菊花1枝を添えて奉献、終えて直会に菊酒を汲む神事が執行され、老幼男女の参拝も多く江戸名物の一つとして徳川末期まで盛んであったという。 当代、戦前の建物はすべて襷造りで彫刻のみごとなことはその道の範といわれていたが、惜しくも戦禍により焼失。昭和34年9月本殿、幣殿、拝殿を、35年神楽殿をそれぞれ建築、昭和37年境内整備、末社稲荷社、鳥居、社務所増築を完了して戦後復興事業を成し終えた。 |
【例祭日】 | 例大祭=9月9日 |