◆増泉 春日神社 | (ますいずみ かすがじんじゃ) |
鎮座地 |
金沢市増泉2-1-1 |
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電 話 |
0762-41-0701 |
交 通 |
JR金沢駅からバス「中村町」下車、徒歩約2分 |
【御祭神】 | 武甕槌命、経津主命、天児屋根命、比咩大神 |
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【由 緒】 | 増泉春日明神略縁起(元禄9丙子年8月、増泉田中神主誌)によると、「御当社増泉春日明神の来暦を尋ぬるに村民古老伝承して曰く、往昔当国石川郡五箇庄と加賀郡小坂庄との両庄は大和国三笠山春日大明神の御神領にして両庄共に世々三笠山の御厨と称し、神田神畠を耕作して年貢を三笠山の神庫に納め来れり。故に五穀豊饒成就の祈請の為め三笠山の御神霊を庄内に勧請し奉り農耕の守護神とはなしぬ。五箇庄の村落は糸田、増泉、石坂、中村、大豆田の五ヶ村にて各村は祠社を建立して御神霊を尊崇する中にも増泉は人皇六十二代村上天皇の御宇天暦元年に村中の神田千余歩を社地と定め社殿神庫を造営して三笠山より御神霊を勧請す。是れ庄内に御神霊を勧請し奉る濫觴なりといへり。さて神官社人を定め朝夕の神勤、恒例の祭典等甚だ鄭重に致し、旱霖、火難、水害、風難、虫害の災ひなきやうにとの守護神となしぬ。 然るに天文弘治永禄頃の兵乱に社殿悉く兵火に罹り縁起記録等の神宝共残らず焼亡して僅かに焼跡の社地に草祠を営み神実を守護するのみなりしが、世治り国内太平に属し慶長年中神官田中神主氏子村民の発起に依りて社殿を再興して朝夕の神勤、四季の例祭を復古せり。故に神威の応護も弥増して火難、水害、風難、虫害の憂ひもなく村地の町在無異安穏、家族繁昌す、是れ偏へに明神の応護なるべし。当社草創の天暦元年より今茲元禄9年に至り実に750年の星霜を経たり。故に当社明神の来暦を旧聞のまゝ記載して氏子町在諸人の崇敬を仰がん為め如斯謁戴すと云爾」とあり、明治に入り12年9月2日郷社に列し、同39年12月29日神饌幣帛料供進社に指定された。昭和62年10月4日には社殿並びに境内整備事業を終えて今日に至る。 |
【例祭日】 | 10月14日 |