◆舟津 春日神社 (ふなつ かすがじんじゃ)

鎮座地

あわら市舟津13-2

電 話

0776-78-6519(宮司宅)

交 通

JR北陸本線福井駅下車
京福電鉄(三国線)芦原湯の町駅下車、徒歩20分

【御祭神】天児屋根命
【由 緒】 古来、当地は坪江庄下郷といれて「三社山」なる地名が残っており、この三社とは、家津・春日・白山の三社であるという。家津神社は古くからの延喜式内社で、恐らく中世のいつの頃か、これに春日社と白山社が合祀されたものと考えられる。
 この地に近いか、またはその前身と思われる河口庄は平安朝の康和2年(1100)、白河法皇が春日社に一切経蔵を建立し、その転読料所として河口庄を寄進されたことが明らかであるが、坪江庄に関する文献は室町時代に入って多くなる。
 当社の社殿はもと、この三社山の中腹にあったが、明治16年、御神徳が現われて温泉が湧き出し、たちまちにして温泉町が形成されるに至った。観光地として三社山頂に公園が造成されたため、社殿は現在地に移転された。
 大正13年8月指定村社に列格、以後、御神威のもと、社殿、鳥居、灯籠、玉垣などの奉献をはじめ、社務所、石段、参道等の造営がなされ、境内外にわたって整備がすすめられた。現在、舟津地区の氏神として、農耕守護の神、家内安全の神として地元民から崇敬されている。
【宝 物】神輿1基/薬師如来立像1体/阿弥陀如来立像1体/釈迦如来坐像(大和如来)1体、3体とも由来不明
【例祭日】春祭=5月8日(別名=芦原温泉薬師祭)