◆総社金津神社 (そうしゃかなづじんじゃ)

鎮座地

あわら市春宮2-14-64

電 話

0776-73-2233

交 通

JR北陸本線芦原温泉駅下車、徒歩7分

【御祭神】神日本磐余彦命、武甕槌命、経津主命、天児屋根命、姫大神、天押雲命
【由 緒】 社記その他の古記録によれば神皇第26代継体天皇が越前の坂井平野を開かれ、神日本磐余彦命を勧請して坂中井宮と称して斎き祀った。用水の神大溝神社である。奈良時代に入って天平神護2年(766)第48代称徳女帝は右大臣藤原永手に命じて溝江庄を開き、平安時代第50代桓武帝の延暦11年(792)奈良春日明神の御分霊を祠り芦原大溝神社と呼称した。第73代堀河天皇の御代、康和2年(1100)白河上皇に奏言し春日神社の大神を勧請し、式内社大溝春日神社と呼称した。第92代伏見帝の正応元年(1288)坪江庄の立庄あり、東は坪江より西は安島、﨑浦に至る一円の総鎮守神として春日大明神を改めて勧請した。
 安土時代に入り天正2年(1574)加賀一向一揆の戦火に遭い社殿をはじめ神宝すら残らず灰燼に帰したが、江戸時代宝永4年(1707)社殿が再建された。明治10年4月郷社に列し、郷社大溝春日神社と称した。明治39年8月に御鎮座千百年祭を斎行した。昭和23年6月福井大震災により社殿等倒壊したため、同24年に町内鎮座の市姫神社、白山神社、金山神社を合祀し、社殿を春日山山頂に移転し、総社金津神社と改称した。昭和46年氏子1500戸の浄財を得て、鉄筋コンクリート銅板葺入り母屋造りの本殿、幣殿、拝殿、翼殿が竣工し、翌年社務所を新築、6月3日例大祭を執行した。なお、これを記念し、昭和47年より例祭を6月3日と定めた。
【宝 物】太刀=1振、坂上苅田麿寄進
【例祭日】金津祭=6月3日