◆吉崎 春日神社 | (よしざき かすがじんじゃ) |
鎮座地 |
あわら市吉崎6-15 |
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電 話 |
0776-79-1991(宮司宅) |
交 通 |
JR北陸本線芦原温泉駅からバス吉崎下車5分 |
【御祭神】 | 天児屋根命 |
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【由 緒】 | 当社の社伝には、継体天皇が北陸道御巡幸の砌、越前の吉崎浦に春日大神を勧請されたと伝え、降って室町時代文明3年(1471)蓮如上人がこの地に寺院を開創の際、当社の大神が神鹿に化身して建立の場所に導いたという。 以来春日の神はこの寺の守護神として、氏子の人たちから崇敬されてきた。 浄土真宗中輿の祖、蓮如上人が寛正6年(1465)、叡山の僧徒に追われて越前吉崎にのがれた、いわゆる寛正の法難は史実であるから、文明3年、上人がこの地に寺院を建立したことは当然考えられることである。すなわち当春日神社は蓮如上人と鹿に特に深い関係がある神社である。 明治の中頃、当社は奈良の春日神社から神鹿3頭を譲り受け、約30年間当社の守護神鹿と尊敬されてきたが、大正7、8年頃老衰死したため、その角を宝物として今に伝えている。 古老の話によると、当社の祭礼の日や春の蓮如忌には必ず出てきて愛嬌をふりまき、氏子の人たちから大変可愛がられ、また正月の左義長がある時は、そばで火を守り、消火されるまで見張りをしていたので、火伏安全守護神鹿といわれていた。神鹿の角をなでると、学問がよくできたり病気がよくなったという言い伝えもある。 例祭日はもとは17日であったが、奈良よりの神鹿譲渡の日が15日であったこともあり、15日改められた。神賑行事として獅子舞が行なわれるが、14日夕刻に奉仕者である区内青年団院が集まり稽古の後、翌15、16日の2日間区内また隣接部落を練り歩く。15日に白衣、袴、鉢巻姿で境内に集合、獅子頭、太鼓、笛、太刀、御幣を神前に供え、修祓、神前舞を奉納、後各戸の内外の悪魔祓を行ない、再び神社に戻り神事を終了する。 |
【宝 物】 | 鹿の頭顔・角1振/小刀1振/獅子頭1組 |
【例祭日】 | 秋祭=9月15日 |