◆福島 春日神社 | (ふくしま かすがじんじゃ) |
鎮座地 |
坂井市坂井町福島34-25 |
---|---|
電 話 |
0776-66-6580(宮司宅) |
交 通 |
JR北陸本線丸岡駅下車、徒歩15分 |
【御祭神】 | 天児屋根命、誉田別命 |
---|---|
【由 緒】 | 古くからの伝承によれば、一条天皇の御代(986~1011)当地方が早魃で困窮した順民が平泉寺に祈雨を懇請し、興福寺、春日大神に祈ったところ三日間連続して雨が降り、二頭の神鹿が鳴鹿一の赤岩より福島一の縄手に来て、本荘、大針に別れて飛行した。その跡を掘り用水、悪水川をつくり田の灌漑をすすめることができた。これは春日大明神の神恩によるためと住民畏んで当地に春日大神を奉祀したと伝えられる。 文政年間(1818~30)に西垣内、東垣内の春日神社を合祀した。明治8年8月村社に列した。 昭和23年福井震災により、社殿全壊、同29年に復旧した。 7月26日は水祭が行なわれる。当地は名だたる水田地帯で、その重要な灌漑用水は、隣村の舟寄を経て導入されている。その昔、ふとしたことから、その用水路を塞がれてしまった。そのため稲田は枯死寸前の状態となり、区民の困惑はその極に達した。この時、当区の平木弥左衛門は、春日大神に祈りを捧げ、区民の憂を一身に負い、意を決して舟寄に至り、交渉を重ねた。遂に乞を入れ水路を再開することができ、青田は実りの秋を迎えることができた。 これもっぱら神の恵みと感謝すると共に、平木弥左衛門大人の功績を称え祭典を厳修している。 |
【例祭日】 | 秋祭=10月21日 |