◆水口 春日神社 | (みなくち かすがじんじゃ) |
鎮座地 |
甲賀市水口町春日1804 |
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交 通 |
近江鉄道水口駅からバス「春日」下車、徒歩約3分 |
【御祭神】 | 天児屋根命 玉依姫命 配祀=素盞鳴命 応神天皇 |
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【由 緒】 | 天児屋根命と玉依姫命は延久4年(1072)の勧請とされるが、永享4年(1432)には現在の春日字宮谷へ遷座、そのうち玉衣姫命は天文22年に田首に移し、これを東西山王と称した。以後元禄元年に素盞鳴命を字天王前に祀って祗園牛頭天王と称し、元禄2年、応神天皇を現在地に勧請して八幡宮と称した。明治5年社名を藤本神社と改め、日枝神社、八坂神社とも呼んだが、翌6年に合祀社を現在の地に遷し、8年あらためて春日神社と称することとなった。爾来、奈良春日大社と交流を厚くして現在に至っている。明治9年村社に列し、同41年神饌幣帛料供進社に指定された。 当社氏子中には乙名講(おとなこう)という組織があり、これは敬神の念厚き老人たちが祭礼や境内の世話等のために日時を決めて集まったのが始まりと思われるが、現在は60歳前後の人々が毎年3月と9月に一名ずつこの講に入籍している。一年間は若役と下宮守、上宮守(本殿を上といい、鳥居から拝殿までを下という)の見習いとして祭礼に参加、この見習期間中は甲賀神社庁主催の宮守講習会に受講もする。入籍後定年はないので現在30数名になっている。 また若者が氏子に仲間入りすることを村人(もろと)入りといい、毎年1月に式を行なう。かつては式後、村人という名の入った盃も渡されていたが、現在は白扇だけとなっている。 |
【例祭日】 | 5月1日(現在は5月5日) |