◆小八木 春日神社 | (こやぎ かすがじんじゃ) |
鎮座地 |
滋賀県東近江市小八木 |
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交 通 |
JR愛知川駅からバス「小八木」下車、徒歩約3分 |
【御祭神】 | 天児屋根命 平井神社 菅原道真公、蛭子神社 事代主命、多賀神社 伊邪那岐命 |
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【由 緒】 | 祭神天児屋根命は古く大和国奈良春日社より勧請されたものである。伝によれば55代文徳天皇の皇子惟喬親王が貞観年中(860年代)世を避けて鈴鹿山中小椋谷に隠棲の途次、3日3晩ここに閉籠、本社を崇敬されて正一位春日大明神の神額(現存)を奉納されたという。現在、境内の森にある宝篋印塔は親王薨去の後、追慕のため建立されたものと伝える。当社は歴代彦根侯の信仰厚く、手植えの楓樹が今も繁茂、また享保18年(1733)12月伊井直定侯は神楽殿を造営寄進された。明治9年村社に列す。 本殿は文安元年(1444)甲子5月6日建立の旨棟札に記載あり国の重要文化財。本殿には永享10年(1438)3月12日の銘のある宝珠、獅子、桐、向拝に橘の彫刻のある蟇股があり室町時代の逸品。神紋は往時は左右に5尺×5間の土塀があった特異な門で県指定の重文。当社はもと天台寺院と併置されていたが、その伽藍は天正年間に焼失、伽藍内の600巻般若経等は難を免れて現存。併置寺院の唯一の遺構としては鐘楼が残っている。 |
【宝 物】 | 国指定重要文化財:御本殿 県指定重要文化財:神門 餅撒き 神輿渡御 |
【例祭日】 | 4月17日 |