◆金幣社 春日神社 (きんぺいしゃ かすがじんじゃ)

鎮座地

岐阜県関市南春日町1番地

電 話

0575-22-0570

交 通

長良川鉄道刃物会館前駅下車、徒歩約10分
または名鉄新関駅下車、徒歩約15分

【御祭神】武甕槌命、経津主命、天児屋根命、比売神
【由 緒】 棟札によると承元元年(1207)大和国の刀匠金重と兼永が当地に移り住んだが、二代目千手院が文永7年(1270)に地を定め、藤原一門の縁をもって大和春日社の御分霊を勧請、関鍛冶の守護神として正応元年(1288)壮大な神殿が創建されたとある。以来、江戸時代に至る幾多の名刀匠の信仰を集めて関鍛冶の繁栄をもたらし、祭事も盛んに行なわれてきた。現在も10月に刃物祭があり、当日は種々の刃物が多数展示されて往時を偲び産業の発展を祈るのである。
 4月16日の例祭には特殊神事「どうじやこう」が奉納される。これは「童子夜行」とも書き、中世神事能の伝統を引くもので関市重要無形文化財に指定される。発祥年代は不詳だが、行事に用いる拍子木に戦国時代の天文6年(1537)の墨書があり、浄場(きよめば)、薙刀振、棒振、宝獅子、どうじやこう、千秋楽、の7番立てで行われる。
【例祭日】4月第3日曜日
【芸能・特殊神事】特殊神事:県重要無形文化財「どうじやこう」
特殊芸能:国重要文化財 能装束61点、能面63面