◆里 春日神社 (さと かすがじんじゃ)

鎮座地

淡路市里櫟田333

電 話

0799-62-1107

交 通

淡路交通バス山手線赤堂下車、徒歩5分

【御祭神】武甕槌命、天児屋根命、伊波比主命、比売神
【由 緒】 創立年は不詳であるが、伝として天平年間に行墓菩薩開基の覚王寺の鎖守の神として勧請されたといわれている。
 正中2年(1325)鋳造した梵鐘が、洲本市上内膳蓮光寺に現存し、その銘に「淡路国塩田庄櫟田宮」とあり、正慶2年(1333)改鋳の事が刻まれており、この鐘が元は当社のもので、後世に洲本の八幡神社に移り現寺院に渡った。
 文政2年(1819)に社殿を焼失し、あらためて大和国春日神社より御分霊を勧請し社殿を再興したことが、現在の棟札(上棟文政4年11月26日)に記されている。
 明治3年徳島藩民政庁より金1000疋が奉納され、同6年2月に郷社に列せられ、同23年に境内を整備、本殿を現在地へ遷し幣殿、拝殿を新築した。
 大正3年4月2日神饌幣帛料供進社の指定を受け、昭和32年10月に本殿屋根替、境内神社等の大営繕をなし、戦時中供出していた神鹿像を再建、境内整備、また、同60年3月本殿を銅板屋根に葺改め、同61年12月に幣殿屋根を葺替、同62年11月に社務所を改修した。
 昭和61年9月に全国春日連合会総会が開催されたとき、当社に会長以下参会者が正式参拝し、境内に春日杉の記念植樹が行われた。
【例祭日】春祭=4月13日(4月第4日曜日を充当)。古老日く、10月13日が例祭日で神賑行事として氏子の奉仕により流鏑馬を鳥居前で行なっていたが敗戦後跡絶え、例祭日も春に変更されたとのこと。またいつに始まったか詳らかではないが、例祭には町内青壮年会により大名行列が行われ、津名町の無形文化財の指定を受けている。
【祭祀】夏祭=8月3日/秋祭=10月13日/講社祭=12月1日(本米は1月21日)/新嘗祭=12月1日