◆南田原 天満神社 | (みなみたわら てんまじんじゃ) |
鎮座地 |
奈良市南田原町1415 |
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電 話 |
0742-81-0336 |
交 通 |
近鉄奈良駅から北野行バス横田下車15分 |
【御祭神】 | 菅原道真公、天児屋根命 |
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【由 緒】 | 口碑によれば、本社天満宮は安土・桃山時代に山辺郡山田村(現天理市北東部)の岩掛城主であった山田道安が勧請したもので、かつては境内西端に神宮寺が存在した郷内主要神社であり、往昔は田原郷の一の宮であったといわれる。 山田道安はもともと筒井順慶の一族であるが、絵画・彫刻に巧みで、また土木建築の技に長じ、仏門に入った後も大仏殿の修理・再鋳に尽した人である。 この祭神は角力を好んだので、昔から旧8月11日には宮角力が催され、力士の若者は5斗俵を担いだという。また、生前の菅公が讒言により西流される時、白鶏が時を告げてその出発を早めたのは不忠であったという話が伝承されており、今でも氏子は遠慮して白色レグホンは飼わないことになっている。 当社では右記の天満宮と全く同格に、天児屋根命を祀る春日社とが並立しており、社殿の様式・規模も同じである。その経緯については未詳だが、当地域が中古いらい春日社の御供料所の一つであったことは、春日社・興福寺の古記録に明らかで、その密接な関係から春日の神が古くから祀られていたことは容易に推量できる。 また本殿前の石垣には古墳の石棺を使用していることから、当神社は古墳の跡地に設けられたものといわれている。境域広く参道も長いが、その石階入口の大鳥居は馬繋ぎの控柱が左右にある類少ない形式で、大柳生の山口神社から移した古いものである。 |
【例祭日】 | 10月16日 |