◆赤瀬 春日神社 | (あかぜ かすがじんじゃ) |
鎮座地 |
宇陀市榛原赤瀬877 |
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電 話 |
0745-82-0114 |
交 通 |
近鉄榛原駅から吐山行バス玉立下車10分 |
【御祭神】 | 武甕槌命、経津主命、天児屋根命、比咩大神 合祀神=高霞神、志那都比古神、志那都比売神 |
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【由 緒】 | 奈良春日大社の御鎮座記に、鹿島の宮を出で給いし武雷命は途中伊賀国名張郡夏目郷に着御、次いで城上郡安部山に鎮まりまし、神護景雲2年戊申(768)正月9日添上郡御笠山に垂跡御座、云々とあることから、建御雷神の神幸の沿道である当地にお休みになった縁故により、後年、春日神社として鎮祭されたものである。 当社宝物に、現在奈良国立博物館に保存されている懸仏があり、これは銅板打抜の仏体を中央にして左右に花瓶、上部に蓮花を配し、銅板をもって錦蓋とし、裏側は杉板を用いて同周形とし「春土宮諸願成就円満 文安二年十一月一日観照」の文字が記してある。文安2年(1445)は室町中期である。その他に両部神道の隆盛を示すもので当時社僧の手になったとみられる本地仏の梵名を神号に充てて記した断片もあって、敬神思想の時代的推移、変化のあったことを思わせ、当社鎮祭の基礎もかなり古い時代に据えられたのではないかと推察できる。 明治40年3月以来、赤瀬字涼鎮座の涼之宮(すずしのみや=祭神不詳)と赤瀬香酔山鎮祠の龍穴神社(祭神綿津見命)の二社が当春日神社に合祀された。 |
【宝 物】 | 棟札=長禄4年(1460)、永禄10年(1567)、寛文、貞享、元禄等々本殿関係/懸仏=現在奈良国立博物館保存 |
【例祭日】 | 11月3日(旧10月28日) |