◆桐山 戸隠神社 | (きりやま とがくしじんじゃ) |
鎮座地 |
山辺郡山添村桐山179 |
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電 話 |
0742-94-0613(宮司宅) |
交 通 |
JRまたは近鉄奈良駅から北野行バス大橋下車、徒歩15分 |
【御祭神】 | 手力男命 摂社・春日神社=天児屋根命 |
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【由 緒】 | 戸隠神社がいつ頃、いかなる理山で祀られたのかは不明である。しかし近年、布目ダム建設に際して行なわれた発掘調査で、約一万年前から人の住んだ事実が分った。この地の何割かは水底に没することになったが、神社は水没をまぬがれ、その姿は不変である。境内社三社は昭和60年解体修理したが、棟札は残っておらず、これについても起源は判明していない。 例祭にあたってお渡り衆といわれる人々が選ばれ、宵宮から当家に参籠する。その潔斎所となる風呂場はこの日のために当家によって新しく造り替えられる。その前日は神社で氏子総代から盃を項戴する。例祭当日は当家の御幣を先頭に、それぞれの楽器を持ち口上を唱え、終るとまた当家を先頭にして当家の家に行き、その座敷で「おどりこみ」を行なうが、これは座敷をまわりながら種蒔き、収穫等をあらわす所作をするものである。 これらすべての行事を取りしきるのは「おとな」たちであり、「おとな」は地区の年齢の高い順に選ばれる。各祭典の準備等は「おとな」が中心となって進め、神饌は「おとな」だけが用意する。また神社の清掃や裏方の仕事をする人々を「どうげ」と言う。社務所には囲炉裏が切ってあり、神饌として供えられた魚とか餅などをここで焼いて、直会として皆でいただくことになっている。 |
【宝 物】 | 足付き釜=例祭日に薪を井桁に組み使用。この釜を室津戸隠神社と取り合ったとき川に投げたがその地点を以米釜渕という。 |
【例祭日】 | 10月15日 宵宮=14日 |