◆布勢 春日神社 | (ふせ かすがじんじゃ) |
鎮座地 |
長浜市布勢町1009 |
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電 話 |
0749-62-3793(宮司宅) |
交 通 |
JR長浜駅から南まわりバス布勢下車3分 |
【御祭神】 | 天児屋根命、武甕槌命、経津主命、比売神 |
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【由 緒】 | 社伝によれば天武天皇白鳳6年、布勢宿祢の勧請による6座(瓊々杵命、応神天皇、稚淳毛二岐王、自長宿祢王、葛城高額比咩命、布勢意富々杼王)を布勢大明神と称する。 名超寺・富施寺全盛の頃、たびたぴ後鳥羽上皇御臨幸になり、中でも正治元年(1199)3月4日、上皇は鍛冶番匠75名を召され、佐々木太郎定綱を奉行にして名剣を打たせられた。そのとき白髪の老人が現われて上皇の助力をし「吾は春日大明神なり」と告げて隠れ去ったという。上皇はいたく感喜され、寺の脇に小社を建立し奉祀した。布勢大明神に合祀されたこともあるが以後春日神社と称した。 毎年2月、末社北野神社での祈年祭に獅子舞が奉納されるが、これには次のような経緯がある。 ある年、村に来た伊勢の獅子舞に一人の若者が弟子入りして三カ年諸国を巡り帰村したが、青年達に芸の楽しみを、という村民の気持から獅子舞を始めることとなり、幕末の弘化2年(1845)村中に寄付をつのったところ銀76匁9分8厘、米2斗4升が集まったとの記録がある。これで雌雄の獅子頭、天狗面等を揃え、舞堂も作って、笛、太鼓、神楽の舞い方はかの若者が指導し、以来、北野天神の祭りに奉納、長浜の曳山祭りにも招かれるほどに発展したが、終戦後、敬神会の解散とともに途絶えた。 それを昭和59年、大神楽保存会が発足して復活させ、後継者育成のため小学5・6年生に五線譜で笛、太鼓、舞いを指導している。 |
【例祭日】 | 4月29日 |
【祭祀】 | おこない神事(厄除祭)=1月15日/祈年祭(北野神社の祭り)=2月25日、獅子舞奉納あり/農休祭=7月1日/灯明祭=9月14日/秋祭=9月15日/新嘗祭=11月最終日曜日/大祓=12月30日 |