◆西山 春日神社 (にしやま かすがじんじゃ)

鎮座地

伊賀市西山2265

電 話

0595-23-4364

交 通

近鉄上野市駅から西山行バス西山下車

【御祭神】天児屋根命、応神天皇、木之久々能智神、名山主真剣荒魂、息長足姫命、少毘古那命、倉稲魂命、熊野八荘司之後裔村長佐三左衛門、建速須佐之男命、木花咲夜比女命、速玉之男命、撞木賢木厳之霊、天疎向津姫命、大山祇命
【由 緒】 伊賀国阿山郡西山庄(現上野市西山)は、平安末期以来、南都春日社の節供料所であった。藤原守衛書記する天和3年(1683)の「春日大明神縁起」(『神道大系』伊賀国所収)によると、その前半、春日四所大神の御笠山御鎮座の次第に続いて、平安末期の久安3年(1147)正月7日、当西山庄より南都春日社の節供祭に御神供を備進、以来永くそれは明治維新まで続けられた。その故実にもとづき大正12年、当社から奈良の春日神社に玄米1俵を奉納している。
 このような史実の故をもって、早く久安5年(1149)、春日社第三殿の御祭神、天児屋根尊をこの西山の里に奉遷したのが当社の起りである。
 その後、鎌倉初期の文暦元年(1234)社殿焼失、文和2年(1353)再興されたが、室町時代の弘治3年(1557)に木生山麓に移転鎮座された。今の本殿は江戸中期、延享2年(1745)の造営にかかるものである。
 明治4年、村社に列せられ、同40年には境内社八幡神社並びに木生神社以下15社を合祀して境内地が整備された。大正3年、神饌幣帛料供進社に指定、今日に至る。
【例祭日】4月5日
【祭祀】春祭=3月13日/木生祭=10月14日