◆小田 平井神社 (おた ひらいじんじゃ)

鎮座地

伊賀市小田町131

電 話

0595-24-4773

交 通

JR伊賀上野駅より南2キロ、または近鉄伊賀線上野市駅下車徒歩10分

【御祭神】八重事代主命、大山祇命、健速須佐之男命 相殿=天児屋根命、建甕槌命、経津主命、天鈿女命、疾風神
【由 緒】 春日明神は神護景雲2年、常陸国鹿島より南都へ神幸の途中、伊賀国山田野畑村壬生野より、同国名張郡夏見村を経て南都三笠山に鎮座されたのであるが、その後、養和元年(1181)11月27日、森田佐内という神道人がこの地へ春日明神を勧請、さらに森田山称念寺という浄土宗の一寺を創建した。鎌倉時代に入って法然上人、伊賀地方に巡錫、小田村に止り、同村西小場の春日明神宝前で説法したという。
 降って江戸時代の安政2年(1855)、並ぴに明治3年(1870)小田村は大水害を蒙り、明治7年全村200戸が現在地に移住、同10年旧村3地区に鎮座の平井天神宮、春日神社、疾追神社を現在地に遷座合祀して改めて平井神社と改称した。春日神社は左側に相殿として奉斎する。なお、春日神社関係の棟札6枚が現存するので列挙する。

 寛文四年四月二十四日奉上棟精舎一宇
 元禄八年三月奉繕春日社霊廟
 正徳元年奉修補春日社
 安永七年八月二十五日奉遷宮春日大明神社
 文化四年九月奉上葺遷宮春日大明神社
 嘉永五年五月奉修補遷宮春日大明神社
【宝 物】春日神社の部は棟札6枚=寛文4年4月、元禄8年3月、正徳元年、安永7年8月、文化4年9月、嘉永5年5月
【例祭日】10月25日
【祭祀】元旦祭=1月1日/厄除祭=2月1日/春祭=3月28日/祇園祭=8月1日/新嘗祭=11月23日