◆上岸本 春日神社 (かみきしもと かすがじんじゃ)

鎮座地

東近江市上岸本町841

電 話

0749-45-2005(宮司宅)

交 通

近江鉄道八日市駅から愛東循環バス上岸本下車、徒歩10分

【御祭神】天児屋根命、武甕槌命、経津主命、比売神、伊邪那美命
【由 緒】 もともとこの地は南都興福寺の寺領であったことから春日大神が勧請されたと伝えられ、以来、上岸本、中岸本二大字の産土神として崇敬されている。貞享4年(1687)の再検地帳によれば、当時、当社の境内地は約1200坪を有し、本殿には宝暦6年(1756)建立の棟札を存するので、二百数十年昔の社殿である。
 また、当社の例祭、申の日の祭に、御膳を末社の屋根に供え、烏が啄んでから撤饌する習しがあったが、それでは直会がいつになるか判らず、産子らの所業の妨げとなるので、天保12年(1841)、神祇官領卜部良芳の神宣で、鳥の啄むを待たず、即日撤饌し、直会することとなったという。
 明治9年村社に列し、同33年本殿の改築を行い、大正5年神饌幣帛料供進指定となる。
【宝 物】神宣書1通=箱入、幣帛1体=横1尺5寸高約8寸、紙製唐櫃造(天保12年京都吉田家より拝領)/本殿建立棟札=宝暦6年/春日神社社殿春額=縦2尺、横1尺2寸5分、本地欅文字彫刻、ト部良芳書、天保12年/子供御輿2基
【例祭日】春日祭=3月29日(前日宵宮祭)
【祭祀】元旦祭=1月1日/新宮祭=1月17日/祈年祭=2月18日/神田祭=6月21日/新嘗祭=11月28日/大祓祭=12月28日/年越祭=12月31日/宮座の神事口開祭=3月18日/精進屋祭=3月25日