◆春日 春日神社 | (かすが かすがじんじゃ) |
鎮座地 |
春日市春日1-110 |
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電 話 |
092-581-7551 |
交 通 |
鹿児島本線春日駅下車徒歩10分・九州自動車道太宰府インターから10分 |
【御祭神】 | 天児屋根命、武甕槌命、経津主命、姫大神 |
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【由 緒】 | 天智天皇が筑紫国に座しました時、大化改新の大業を共に謀った中臣鎌足の祖神である天児屋根命を祀ったのが当社の始まりと伝えるが、また一説には藤原田麿が太宰長官に任ぜられた時に奈良春日社の春日大神を分霊したものという。天正14年(1586)島津氏の兵火にかかり社殿その他焼失したが、慶長5年(1600)黒田長政入府以来この地を領した家臣黒田美作の崇敬篤く、現社殿もその再建寄付によるものである。 四季の祭礼中、特に盛大で広く知れわたっているものは、前年度中に結ばれた新郎新婦を祝福する1月14日夜の婿押祭(若水祭)で、これは45歳以下の人で構成される春日地区独特の組織集団「三期組合」が中心となって、数百年来脈々と行なわれているものである。 当夜、鳥居前の左義長点火で祭りが始まり、花婿代表者の家(現在は公民館)で花嫁が氏子長老に茶を出す「お茶」や挨拶、盃ごと等の「宿の行事」があり、そこへ裸の子供達が躍り込んで床の間の樽を奪おうとして青年達との攻防になる。この「宿モミ」のあと樽は神前に供えられ、今度は御池を舞台にした「樽セリ」となり、樽は遂に砕けてしまう。(人々はこの破片を持ち帰って開運を祈願する。)次いで汐井川で禊を行ない、全員裸のまま拝殿に駆け上って揉み合い、花婿を中心に祝唄を歌い、燃える左義長を巡り、最後に若水を花婿に注いで終る。 乃木祭は明治帝御大葬の9月13日に殉死した乃木大将を祀るもので大正8年から続けられている。 |
【宝 物】 | 鏡1面/銅灯籠1/鈴1/縁起書・寄付状/古文書1 |
【例祭日】 | 大祭=10月10日 |
【祭祀】 | 元旦祭=1月1日/若水祭(婿押祭)=1月14日/建国祭=2月11日/春籠祭=4月15日/夏籠祭=7月15日/乃木祭=9月13日/大麻頒布祭=12月2日 |