◆田能 春日神社 (たのう かすがじじんじゃ)

鎮座地

尼崎市田能5-7-1

電 話

06-491-8649(宮司宅)

交 通

JR福知山線猪名寺駅下車東500m

【御祭神】天児屋根命、素戔鳴命、奥津彦命、奥津比女命、火産霊命、事代主命
【由 緒】 創立年代は不詳であるが、室町時代の文明14年(1482)『摂津国社領并人給分等注文』に、「一、春日社兼興福寺領……田能村……不知行」と見えることや、今も田能の小字名に「城ノ前」「春日ノ前」が残っているところから、中世、この田能という土地が南都の春日興福寺の荘園であったことは明らかで、「春日ノ前」という土地は、そこに春日社が鎮守として祀られていたことを物語っている。
 明治6年8月に村社に列せられ、その後大正2年12月に田能村当別道鎮座の素戔鳴神社を合祀、さらに昭和30年3月、田能字イバノ山鎮座の旧村社奥津彦神社を合祀して、現在御祭神は天児屋根命を主神に六柱を祀るが、明治頃は天児屋根一座のみであったという。
 現在氏子区域も広がり、京阪神の入口増加に伴って、氏子も昭和初期に比べれば、10倍も増えて、社頭はいよいよ隆昌している。
 御例祭には、26日の宵宮祭、また当日の2日間、太鼓(御輿)が町内を約3時間ほど巡幸、子供神輿も併せて行うこともある。
【例祭日】秋祭=10月27日