◆小平井 春日神社 (おびらい かすがじんじゃ)

鎮座地

笠岡市小平井1965

電 話

0865-64-5030(宮司宅)

交 通

JR笠岡駅から井笠バス小平井下車、徒歩20分

【御祭神】天児屋根命、太玉命、経津主命、建雷命、比売神
【由 緒】 当社はもと明神社ととなえたが勧請年は不詳。武将陶山藤三義高が後醍醐天皇元弘年中(133~34)山城笠置山落城の際、南都春日神社の神鏡及び木像を奉持して各地を転戦の後、備中国小田郡西浜山に築城、陶山城と呼んだが、建武2年(1335)神鏡、木像を当社に配祀し社殿も改築して春日明神社と称し、篤く崇敬したという。
 その後、備後国山田村の城主渡辺越中守の後裔渡辺杢之丞が小平井の領主となって、天文4年(1535)社殿を再建し山林3反余歩を寄進、さらに翌天文5年9月、石鳥居1基を奉納した。この鳥居が現在、県重要文化財に指定されているものである。総高3・2メートル、柱間2・8メートル、笠木の長さ4・1メートル。
 明治5年、村社に列せられた。
【宝 物】花崗岩製明神鳥居=昭和35年8月岡山県重要文化財指定
【例祭日】10月第2日曜日
【祭祀】春祭=5月13日