◆小夫　天神社 （おおぶ　てんじんしゃ）

鎮座地

 桜井市小夫３１４７

電　話

 0742ｰ33ｰ9096

交　通

 JR桜井駅・近鉄桜井北口駅または長谷寺駅から小夫行バス小夫天神社前下車10分

【御祭神】東殿＝天児屋根命、相殿＝品陀別命、中殿＝天照皇大神、相殿＝大来皇女命、西殿＝菅原道真公
【由　緒】第十代崇神天皇の御宇に神戸大神宮、また天神宮と称したと神道五部書にある。神戸は上之郷で、小夫を含み古の笠縫邑。元伊勢の、そして天武帝皇女大来皇女命の泊瀬斎宮旧跡伝承地でもある。『古語拾遺』にも斎宮太夫小笠兵庫署名の天照皇大神御幸神楽歌あり、また後醍醐帝の嘉暦二年（一三二七）に本殿中門脇に奉納された石灯籠がある。
境内に神木・磐境槻があるが、これは二十三代顕宗天皇の御代「殖槻也田中乃杜也」とあるものに符合、平成元年五月の奈良県風致保全課の巨樹調査で欅では第一番の巨木とされた。樹齢千五百年、幹周十一メートルである。
明治三年までは真言宗長谷寺から輪番で社僧が常勤した神宮寺があったが、神仏分離令で廃された。
【宝　物】石灯籠一基＝喜暦2年（1327）／杜伝口碑歌軸一巻＝天正5年（1577）／大般若経六百巻＝正徳4年（1714）／手水石一基＝天明7年（1787）／石灯籠一基＝文政13年（1830)おかげおどり中／大般若十六善神、小夫村神宮寺掛軸一巻、香炉、灯籠等長谷寺仏具
【例祭日】10月23日
【祭祀】歳旦祭＝1月1日／祈年祭当屋選定祭＝1­月3日／神縄掛祭＝2月8日／歳祝祈願祭＝2月／祈年祭＝2月17日／天神講大月次祭＝2月25日／大祓講祭＝3月25日／田植終了奉告祭＝6月／天神講大月次祭・例祭当屋選定祭＝6月25日／除蝗祭＝7月22日／風鎮祭・大祓祭・天鈿女命遥拝祭＝8月16日／大祓講祭＝9月25日／例祭御分霊御幸祭＝10月11日／御供搗祭＝10月20日／例祭御分霊還幸祭＝10月25日／神縄掛祭＝12月8日／新嘗祭・山口祭・神宮大麻頒布祭＝12月23日／天神講大月次祭＝12月25日／大祓祭・除夜祭＝12月31日