◆平等寺 春日神社 (びょうどうじ かすがじんじゃ)

鎮座地

生駒郡平群町平等寺241

電 話

0745-45-1775

交 通

近鉄生駒線乎群駅から東南1キロ

【御祭神】天児屋根命相殿=手置帆負神、屋船久久能智神、彦狭知神、屋船豊受比売神
【由 緒】当社の創立、由緒など詳らかでないが、境内に「享保元丙申歳(一七一六)十一月吉日」また「奉献愛宕山春日霊社前安永七年戊戌(一七七八)八月吉日下垣内氏子中」と刻まれた石灯籠がある。
万延元年頃、境内に平等寺という密教寺院があったと伝えられ、山中に凡字の刻まれた石碑が残っているが銘文は定かでない。
昭和七年に本殿の修復が行われ、同五十八年には本殿改修で檜皮の屋根を銅板葺に、また側面三面に春日大社本殿獅子の間の唐獅子の図が描かれた。
十月十四日の例祭には子供会などにより太鼓台が出る。当社の氏子区域は平等寺、下垣内の二大字であるが、それぞれの大字から一台の太鼓台が神社に運びこまれ、神前での神事の後、お祓をうけ各大字内を巡幸し、最後に大字境の道路上で太鼓を打ち鳴らす勝負をし、再び神社に戻る。
また前日の十三日には御湯立がある。夕刻、鉄釜に水を一斗二、三升ほど入れて沸騰させ、これに洗米、塩、清酒を各一合入れて、二尺ほどの御幣でかき混ぜる。この準備ができると、鈴、扇を採物に御湯神楽が奏され、祝詞奏上の後、一尺ほどの葉のついた雌竹を一握りの太さに束ねたもの二本で、諸祈願をこめ、参拝の人々にお湯がなくなるまで振りかける。この行事はすべて地元の躯女により奉仕される。
【宝 物】絵馬=文久元年奉納の南牟手躍り図、明治年間馬喰人の奉納図等/常夜灯=一対、天保5年奉納、高さ10尺
【例祭日】10月14日
【祭祀】歳且祭=1月1日/祈年祭=2月17日/除夜祭=12月31日/月次祭=毎月1日/乾期に雨乞詣あり